空海
| 発表年: | 1973〜1975年(司馬さんの年齢:50歳〜52歳) |
| 発表媒体: | 中央公論 |
| 本の出版社: | 中央公論社 |
| 主人公: | 空海、最澄 |
空海は、ご存知、弘法大師で、真言宗を開きました。
空海は、中国に遣唐使としてわたり、中国から密教を持ち帰りました。
日本が生んだ一番の天才といわれています。
一方、最澄は、伝教大師とよばれて、天台宗を開きました。
最澄も遣唐使として中国にわたり、仏教の経典を多く持ち帰りました。
空海と最澄は、同時代の人で、乗った船は違っていましたが中国に渡った時も同じでした。
小説では、当時の日本の状況から、空海と最澄のそれぞれの生い立ちや経歴をなどを書いていっています。
空海の超人的なことも書かれています。
又、密教のことも多くふれられていて、密教の教えの難しさがわかります。
空海や最澄に興味がある人や、当時の日本に興味がある人は、是非、読みことをおすすめします。

歴史小説ではありません
空海の真実
大差の判定勝ち
見事
日本の宗教の源流を辿り、空海と出会うことのできる本
お大師さんと人間空海
帰国後の空海
南国で修行する「明るい」空海